2025/09/04 18:55

【<軟トウル>の神話(義理者神話)】

【<軟トウル>の神話(義理者神話)】

【<軟トウル>の神話(義理者神話)】

 

むかしむかし――

人と馬がまだ心を通わせる前の時代。

力こそが正義とされ、速く走れる者だけが称えられていた。

 

しかし、その陰で、走るのが遅い人馬や、小さくて力の弱い人馬は、

いつしか舞台から追いやられてしまっていた…。

 

そんなとき、天から現れたのが 「軟トウル」。

上半身は笑顔のおじさん、下半身はふわふわのポニーちゃん。

彼は剣も槍も持たず、ただ 「やわらかい心」 を武器にしていた。

 

軟トウルは言った。

「速さや力だけがすべてではない。

 遅くても、小さくても、みんなで楽しめば“勝ち”なんだ。」

 

すると不思議なことに――

彼の周りに集まった人馬は、みんな笑顔になり、

競い合いながらも互いを讃え合うようになった。

 

それが、やがて ソフト競馬の原点になったという。

 

今も軟トウルは空の上から、こう囁いている。

 

「速けりゃいいってもんじゃない。

 楽しさと優しさを忘れるなよ!」

 

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セントウル(ケンタウロス)が力と戦いの象徴であるのに対し、軟トウルは優しさと楽しさの象徴。

軟トウルは、速さや力だけを重んじるのではなく、誰もが主役になれる舞台を守る神として語り継がれる存在なのである。